豪華客船とお金

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豪華客船で世界1周しようと思うと、まとまったお金が必要になる。だが、どの段階で使うのかが非常に難しい問題らしい。

老後が不安だから、まだ使わないでおこうと、だらだらと年月が過ぎ、大きな病気にでもなったら、船旅行どころではなくなる。なので、タイミングがとても大事である。

お金は貯めるのも大変だけど、有意義に使うのは、なおの事大変とよく聞く。死ぬときに一番大金持ちの人は多いらしい。

そんなことになるなら、前もってで、働く時間を少なくしたほうがマシだとなる。『積み立て投資の終り方』の本に面白いことが書いてあった。

88歳で、8800万円の資産があるとしましょう。それはそれで素晴らしい事です。しかし、別の視点で見れば、8800万円とは、心の負債です。8800万円は、出来るはずだった経験(思い出)の未購入額ととらえることもできます。

これは、わたくしのこころに刺さるフレーズです。わたくしの周りでも、歳を取ると、遠くに行けない、沢山食べれない、お金を使うのは不安となるらしい。そして、使う機会を失う。使えなくなる。

増やす話も少しします。わたくしは、大学受験が嫌で、行かなくても大丈夫な方法を考えてました(中学生時代)そして、商業高校の存在が耳に入りました。両親に頼みすぐに快諾。

商業高校時代に、普通の授業は少なく、ほぼ、商業の勉強と資格試験の日々でした。気乗りしなくても、少しは頭に残るもので、今でも簿記や珠算が役立ちます。本当に良かったと考えてます。

皆さんお金の勉強や知識はほぼ親からのみなので、親が間違ってたら、滅茶苦茶なマネーリテラシーとなるわけです。現在のように、YouTubeで勉強したり、Google検索もない時代なので、ほぼ家庭環境だよりの金融教育。

わたくしが衝撃を受けたのは、確定申告の補助のアルバイトで税務署(2020年2月)で働いた時です。どのように衝撃かと言いますと、2000円還付をもらうために、3時間待つ、みたいな人が沢山いたことです。

何だか自分のお金に対する向き合い方と違うなぁと違和感の毎日を過ごしました。わたくしは、簿記全商1級だったから採用になったのかはわかりませんが、研修期間の勉強期間もお金がもらえて、そして勉強になる。

寡婦控除が付かないのに、離婚したひとが、旦那は死んだと嘘をつく、面倒なので職員を呼ぶ。みたいなトラブルは多い。また、大学教授の控除がなくなる高収入のひと、楽団員で所得が低いと嘆きながら手続きするひと。警察官で高所得年金だけど、お子さんが障害がきつくて手続きに来てる人。

具体的人間ドラマが、確定申告の短い期間に次々と繰り広げられる。リアルだけに、刺激が次々あった。それから、YouTubeを見続け、本を読みあさり、お金の勉強を本気で開始しだした。簿記を持ってて良かったとまた思う。(理解しにくい話が多い)

お金との付き合い方の勉強になったのは、『ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集』おとぎ話のように、子供に教育するときに使う文章もあり、分かりやすいし、自分でも色んな角度で考えようと思う本だ。


お金は、貯金しだすとまだ足りない。事業してても、所得をもっともっと上げたい。とキリがない欲望に取りつかれるらしい。ランニングハイのような感じかもしれない。しんどい、ツライを通り越してハイになるようなイメージ。この金額の貯金では不安だ、まだまだとなるわけだ。

なので、わたくしは、計算をしてみて全体の〇〇パーセントになったら使うと、先ずは心に決めることが必要だと考えた。

周りに老後迷惑かけにくい金額とはいくらかも、今から計算してみて、残りは全部使うと決めることが、貯蓄する励みとなる。

お金はなかったら不自由になる時もあるが、沢山あると幸せかと言うとそうでもない。取り扱いが非常に難しい、それもまたお金である。沢山お金があっても不幸になるひとも多い。

お金は目標金額まで溜まったら、まとめて使えるかと言うと、決してそうでない気がする。ちまちま小さく使う分には、人間躊躇しにくいが、大きくドカーンと消えるもの(思い出が残る)に使うには、中々使えないのもまた人間だと思う。簡単ではない。

わたくしは、豪華客船に乗り世界1周するタイミングを見誤らないためにも、目標達成した時に、やっぱり使うのが不安にならないような思考を作るためにも、数日後ミニマリスト(『豪華客船とミニマリスト』にて記事)実験の開始を実行する。

自分が必要かどうか迷ったものを、すべてゴミ袋に入れて、しばらく生活してみて、そのゴミ袋を一定期間で捨てる計画を立てている。頭や気持ちがどう変化したか、また記事にするつもりだ。

では、また。

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