豪華客船と吹奏楽

Uncategorized

わたくしは、小学4年生からおよそ10年近く吹奏楽に所属していました。吹奏楽では、毎夏コンクールがあり、金賞を取れるレベルにどの時もいました。

金賞を目指すことは、豪華客船の世界1周の目標達成に例えるなら、何かにつけ、平均よりやや上でなければ難しいと感じてます。(体力や技術、そして何をするべきか?)

平均より上にするには、底(超苦手)の底あげが必要になります。目標を持つと苦手にぶつかります。その時に影響するのが、吹奏楽では、誰が学生指揮者になるかでした。

顧問の先生や楽団のプロの指導の取りまとめをして、次回までに、出来てない所を出来るように持っていかねばならないのです。(足を引っ張るパートを見つけて周る)

そして、いつもハード目なわたくしが、先輩から任命されてしまったのです。(普通はクラリネットかフルートからでる)わたくし、パーカッション(打楽器)なのに。

高校1年の最初の日からハード目がスタートした。商業高校の為ほぼ顔見知りがない状況とみんながなる。そこに担任の先生が学級委員長のくじを二人のところ、一つ作り忘れた。(こんな事があるのかぁ?)

それを引いたのが、わたくし以外ただ一人先ほど出会ったばかりの吹奏楽の子でした。そして、一本しかないのが分かると、先生が「お友達誰かいる?」と嫌な予感。

その子の知人はわたくしだけとなり(さっき部室であったばかり)任命。そこから、一度してるからと、2年、3年と学級委員長となる始末。環境的にも勉強もさぼれなくなってきた。だって、普通は頭良さそうな人が、学級委員長ですよね。わたくし、かなり、逆走中。

その延長に学生指揮者(1983・4月)学生を束ねるのも大変ですが(へたくそな所に顔を出し底あげ作業をする)顧問の先生と、プロの楽団の人、が同じ曲を長期間指導するからややこしい。


同じ場所で違う指示を出すのを、調整するのも、学生指揮者(これが楽しくない、大人と大人の板挟みが続く)コンクールが終わると板挟みが弱まる。(ホッと一息)

よし、どうせ学生指揮者するなら、最後は楽しもう。と文化祭で、立つ、踊る、手拍子、白手袋をつけての全員での演奏、と思いつく限りの事を、その学校では初めてのことを取り入れてみた。先輩方は、あんぐり。

パート周りで思ったことは、自信を無くされるのが一番困る。でも、練習しないのはもっと困る。なので楽しく表現するように心がけてみた。すると、みんな、元気になる。なるべく、マイナスの言葉を避けるしかない。

マイナスの言葉で強く伝えると、相手が委縮する。すると、ソロとかで大失敗して、敗退となる。これが一番致命傷。我がパートのパーカッションも、曲のスタートにシンバルから始まるコンクール課題曲。最初に緊張のあまりシンバルがくっついた学校を目にする。(きっと後からの演奏が良くても金賞はなくなる瞬間だ)

家での嫌な出来事やら、学校でのテスト勉強などプラス吹奏楽の練習を朝練、昼練、夕練習、からの夏休みすべて。心の鍛錬が必要な作業だ。

この時に訓練した、目標を持つと必ず苦手なことにぶつかる時、今の夢に必要でなおかつ、一番足りてないもの(底上げしなければダメな事)は何かをしっかり見極めていこうと現在考えてる。

では、また。

タイトルとURLをコピーしました