豪華客船と書道その2

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結論から言いますと、書道は4年、医療事務は1年半で辞めました。自分では厳しい環境の中、結構続いたと考えてます。

書道と言いましても色々で、子供の頃習うお習字と、大人が習う書道とは、根本的に違うことを、習い始めてから知りました。カルチャースクールに通いだして、わたくしのように、ヘビーなルートを辿る人は、多い模様。

硬筆(ボールペン字)で入って、ずっと硬筆だけ習える教室(入口と出口がほぼ一緒)そして、入り口と出口が大幅に違う教室があるようだ。わたくしは硬筆だけを習いたいのに、出口の違うほうのヘビーコースを選んだのだと、今ならわかる。

あと、かなの会と、漢字の会と、自由に絵のような字を書く会など、色々分かれていて、カルチャースクールの先生がどこかの会に所属しているケースは極めて多い。

入り口では「硬筆だけ習いたいのですが・・・」「はい、大丈夫ですよ」と返事が返ってくる。ここでの見極めは、ネット検索が得意なひとでも難しそう。

硬筆と一口に言っても、最初はお手本を頂いて、紙に書くだけなのですが、これがなかなか難しい。

よくドラマで出てくる筆跡鑑定があるように、字のくせが人にはあるからだ。例えば50音の中で『を』が特に汚い字とすると、毎回『を』が汚くて全体の足をひっぱる。でも、いつもの『を』を書いてしまうのを辞める作業なのだから骨が折れる。

『を』を次に書くぞと決意して書かないと、普段のゆがんだ『を』がすぐに出てきてしまうわけだ。わたくしは、くせの強い字がたくさんあり、意識しても、何か変、どこが変かもわからないで時が過ぎた。

硬筆だけでも一苦労なのに、大筆や古典など、自ら色んな部門を初めてしまった。全部したほうが、奇麗になるのが早いだろう。とせっかちなわたくしが考えそうなことだ。

せっかちと言えば、今時はYouTubeでも見れますが、プロの先生方は、硬筆とか小筆、大筆などの書く速度が想像よりおもいっきり遅いです。払う時などに『ささっ』と早く見えますが、基本ゆっくりの方が多いです。

これは、現代社会病には、良い修行になります。気分は平安時代です。字の形が上手くいっても、行がナナメに歪むとか、一つの字だけ、横にずれるとか、どこかで何かが起きて、全体としてパーフェクトには決してならないのです。

なのに、初めて半年ぐらいで字が滅茶苦茶なわたくしに、「展覧会に出さないか?」(2019.2月)と習ってる先生に言われて、調子に乗って「はい」と意味も解らず、確認方法も、何を確認するべきかも、わからないで返事をしてしまいした。

そこから、普段教室通いだけの方が見れない、プロの世界を覗くこととなります。書道とは、芸術家の集まりだったのです。と踏み込んでから気が付く(わたくしがやらかすよくあるパターン)続きは次にします。

では、また。

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