豪華客船と煙草

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豪華客船で世界1周の旅を目指すなら、煙草は吸わないに限ります。かつて、ひどいニコチン中毒だったわたくしが、禁煙(2016年)に成功した経緯を書いてみます。

どの位ひどかったかと言うと、1日に2~4箱、平均50本くらいを25年程だった記憶があります。今の料金だったら破綻する金額になります。(昔の料金でも散々ですが)お金だけではなく身体もボロボロになりました。あちこち手術してます(『豪華客船と健康』で記事)

ディズニーランド・シィーやユニバーサルスタジオなどもそうですが、もし、喫煙者だったら何が起きるかと言うと。遊園地に入りました→煙草が吸いたくなりました→吸えるところを探したいで頭が一杯に→吸えるのが喫茶店とかだったら飲みたくないドリンクを注文する→まとめて吸う→喫煙場所を離れる→また吸いたくなる→またさほど飲みたくもないドリンクを頼み煙草を吸う。

これが、頭の中をループして、遊園地で遊んでるのか、喫茶店でお茶をして煙草を吸ってるのか、よく分からなくなり、最終おでかけが面倒になりだす。

きっと、心の底でこのループが起きることがわかってて嫌なので、長い間ディズニーシーやユニバーサルスタジオに一度も行けなかったような気がする。(『豪華客船とタイムバケット』で書いてます)そして、行きたい気持ちも心の奥に沈んでしまった。

きっかけになったのが、さほど、禁煙には興味なく(心の底ではディズニーシーに行く願望がありましたが意識出来ない程、心の底にあり)次の予定との時間が余り、本屋さんで立ち読みしていました。

健康の本棚で、何気に手にして最初のページを読んだ瞬間に、思わず声を思いっきりだして笑ってしまったのです。何だかカッコウ悪いなぁと思い、面白そうだから自宅で買って読んでみようかなぁと考えました(当時1000円弱だった記憶あり)

それがなんと禁煙の本でした。この本は禁煙外来で、薬を使ってもやめられない患者さんにおススメしているクリニックも多いと後で知りました。

わたくしは、この本を読み進めていくうちに、本だけで辞めれました。特に斬新と思ったのは、人間は手で握りつぶしたものは、のちに口で吸えるが、足で踏んだものは、次に口で吸えなくなると。

中々当たっている心理だと思う。他にもいろいろと斬新な話が多く、読み終えたころには、なるほど『腑に落ちた』と心が納得したイメージでした。

現在、復活本が出るかもですが、ひとまず、中古でも、こんな本だとお伝えしたいので、下記に載せておきます。ニコアン・セラピー禁煙しないでタバコをやめる。


それから、辞めてからがまた色々と大変でした。わたくしの場合、身体がニコチンを欲しがるし、心ははっきり辞めると決まってたので、熱いモノ、冷たいモノ、辛いモノ、甘いモノ、など次々と、口に入れてしまいました。どれも、ニコチンではないので、身体は気に入りません。(ニコチンよこせ状態)

辞めると決めてからの対処方法が本にはほぼなく、あれよあれよで、1年で15キロ太りました。自分では理解できないけど、ズボンが入らない、帽子も入らない、指輪も入らない、しまいには靴も入らなくなりました。(脂肪恐るべし)

そして、とうとう椅子から自力で立ち上がれなくなったのです。自宅の近所のリハビリセンターに、高い施術料金を払い、立ち上がりかたなどの練習をしました。

今から思うと、脂肪が急激に増えて筋肉は足りないから、また期間が短く増量し過ぎたから、立ち上がれない。それでも、禁煙出来て良かったと、今でも立ち読みに感謝です。

やっとで、自力で立ち上がれ、ダイエットを決意しました。それでも、5キロしか未だに減っていないのが現状です。辞める前よりは10キロ多い。でもとても健康です。

煙草は吸ってると、スケジュールが煙草中心になってしまう。支配されてるイメージ。そして、本当は何がしたいかが歪む。見失う、分からなくなる。

もし周りで、仲の良い友達やパートナーの喫煙者のひとがいて、『面白い本だから読んでみたら?』とおススメしてみたら、もし読んだ後に煙草を辞めれたら、近くにいるあなたの人生にも影響するかもしれません。

初めから喫煙経験のない方と喫煙者のあいだには、目に見えない大きな壁があるのです。そして、中々辞めれない人のお力に少しでもなれたら幸いです。

では、また。

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